料理に差がつく!ワインビネガーを徹底解説

もくじ

ワインビネガーとは?

ワインビネガー

ワインビネガーとは、ぶどうを絞って発酵してワインにしたものを、さらに酢酸発酵して作った果実酢(フルーツビネガー)です。ワインビネガーは「ぶどう酢」「ワイン酢」と呼ばれることも。

ワインに白ワインと赤ワインがあるように、ワインビネガーにも白と赤、シャンパンから作られるシャンパンビネガーなども存在し、どんなワインを使って作られるかによって風味の違いを楽しむことができるのも魅力。いつもの料理にワインビネガーを少しプラスするだけで、繊細で華やかな香りや、コク深いお料理を楽しむことができちゃう、そんな魔法の調味料でもあるんです。

赤ワインビネガー

赤ぶどうの果汁をアルコール発酵させて赤ワインをつくり、その赤ワインをさらに酢酸発酵させてつくられます。100%ぶどうでできているので、お酢の酸味に加えて、ほんのりフルーティーな風味が特徴です。


白ワインビネガー

シャルドネやマスカットといった、白ぶどうの果汁をアルコール発酵させて白ワインを作り、酢酸発酵させてできたお酢です。

白ブドウの果汁のみで作られるので、薄い黄金色をしており、フルーティーな酸味とさわやかな香りで、渋みや苦みが少ないのが特徴です。


バルサミコ 酢とワインビネガーの違いについて

赤ワインビネガー

バルサミコ酢とワインビネガーの違いは、発祥国と作り方です。もちろん、味や香りにも大きな違いがあります。
バルサミコ酢の方がワインビネガーよりも、酸味がまろやかで、甘味や香りが強く、カラメルのような濃い色が特徴です。ワインビネガーはさっぱりとした口当たりで、原材料のワインのお色を楽しむことができます。

作り方の違い
バルサミコ酢もワインビネガーもぶどうを原材料として作られますが、バルサミコ酢は、ぶどうを絞ってから、煮詰め、酢酸菌や酵母菌などは使わずに、樽の中に入れて、何年もかけて熟成するのが伝統的な製法です。バルサミコ酢の中には、数十年間熟成されるものも。

非常に安価なバルサミコ酢は、代替品という可能性も。原材料を見ると、ワインビネガーに着色料などを混ぜて作られた商品が販売されています。逆に25年熟成されたバルサミコ酢は、数万円で取引されています。

発祥国
ワインビネガーの発祥地はフランス、バルサミコ酢はイタリアが発祥の地。フランス語ではワインビネガーは「ビネグル」と呼ばれ、日本語で酸っぱいワインという意味。イタリア語でバルサミコ酢は「アチェート・バルサミコ」と呼ばれ日本語では芳香があるお酢という意味になります。


赤ワインビネガーと白ワインビネガーの使い方

ワインビネガーは、お料理のほか、飲料としてもおすすめです。
お水や炭酸水で3〜5倍に割って飲むと美味しくいただけます。お料理の仕上げにさっとワインビネガーをかけると、ワインビネガーの華やかな香りもプラスされて、さっぱりとした仕上がりに。
フライドポテトや納豆にかけて。お肉やお魚のグリルの仕上げにかけるだけで、いつもと一味違ったお料理を楽しむことができます。

コクの強い赤ワインビネガーは、お肉の煮込み料理の味わいをより一層、味わい深くしてくれます。ドレッシングにすることで、野菜本来のお味を引き立たせてくれますし、赤ワインビネガーでピクルスをつければ、ほんのりピンク色に仕上がります。

一方、白ワインビネガーは、渋みが少なく、すっきりした味わいが特徴。魚介類のマリネやノンアルコールカクテルなどの飲用として自由自在にアレンジできるのも魅力のひとつ。

赤ワインビネガーを使ったレシピ

赤ワインビネガーで美味しいドレッシングやいつでもサッと作れるドリンクのレシピをご紹介します。

赤ワインビネガーのドレッシング

赤ワインビネガー
赤ワインビネガードレッシング

赤ワインビネガードレッシング

さっぱりとしていて、お野菜のお味をひきたたせる簡単ドレッシング。赤ワインビネガーを使うことで、華やかさがプラスされます。
4.17 from 6 votes

材料
  

  • 赤ワインビネガー 5 大さじ
  • オリーブオイル 5 大さじ
  • マスタード 1.5 大さじ
  • 塩・こしょう 適量

作り方
 

  • 材料をボウルに入れます。
  • 泡立て器などでしっかりと混ぜればできあがり。

コツ・ポイント

オリーブオイルとマスタードをしっかりと混ぜ、全体が白っぽくなるまで混ぜるのがポイントです。
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白ワインビネガーのおすすめレシピ

白ワインビネガーを使った、美味しいドリンクのレシピをご紹介します。

リンゴ酢サワー

白ワインビネガーサワー

白ワインビネガーで作る爽やかなサワードリンクです。暑い日のリフレッシュに。スパークリングワインの代わりにいかがでしょうか?
4.13 from 8 votes
調理時間 3 mins
材料(人分) 1

材料
  

  • 白ワインビネガー 適量
  • 炭酸水 適量
  • はちみつ お好みで
  • レモンジュース お好みで

作り方
 

  • グラスに白ワインビネガーお好みではちみつやレモンジュースを加えて混ぜます。
  • そこに、その3〜5倍の炭酸水を加え、軽く混ぜ合わせればできあがりです。
このレシピのキーワード リンゴ酢, はちみつ, 白ワインビネガー, オーガニック酢
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ワインビネガーの代用品の作り方|お家にあるもので作ろう!

ワインビネガー

ワインビネガーが家にないけれど、今すぐに使いたい!という時に役立つレシピです。ワインビネガーはバルサミコ酢ほど強い味や香りの主張がありません。
チキンのワインビネガー煮込みなどのように、加熱調理をするお料理でしたら、穀物酢など同じく強い個性のない酢を選び、ワインを少々加えて煮込んでいただけば、代用できます。

サラダなど加熱調理をしない場合は、下記の方法でワインビネガーの代用調味料を作ることが可能です。

材料
・お酢  大さじ3 
・ワイン 小さじ1/2

作り方
ワインのアルコールを飛ばすために、ワインを耐熱容器に入れて電子レンジにかけ沸騰させる。
アルコールを抜いたワインにお酢を混ぜれば完成です。

作り方のポイント
・使うお酢は、お味や香りにクセの少ないものを選びましょう。
・穀物酢や米酢などがオススメです。
・白ワインを使用すれば、白ワインビネガーの代用に。赤ワインを使用すれば赤ワインビネガーの代用酢を作ることができます。 

ワインビネガーを選ぶときの3つのポイント

ワインビネガー

ワインビネガーといってもさまざまな商品がありますよね。ここではあなた好みのワインビネガーを選ぶ時のポイントとかわしま屋おすすめのワインビネガーを紹介いたします。

1.非加熱のワインビネガー

ワインビネガーに限らず、販売されているお酢のほとんどは加熱されています。なぜなら、加熱することで酢酸菌の発酵を抑えるためです。酢酸菌によってもたらされる健康効果をより多く得たいのであれば、酢酸菌が生きている非加熱のワインビネガーがおすすめです。

2.農薬や添加物が使用されていないワインビネガー

ワインビネガーの原料となるワインは、皮ごと加工されます。農薬が使用されていないぶどうから作られたワインビネガーであれば、気持ちよくお使いいただけるはず。

また、酸化防止剤などの添加物が含まれているワインビネガーも少なくありません。気になる方は原材料をチェックしてみてくださいね。


3.ワインビネガーの保存容器は瓶

ワインビネガーの劣化を防いでくれるのは、機密性の高い瓶の容器。容器は、光による劣化も防いでくれる、色のついた遮光瓶に入っている商品がおすすめです。

かわしま屋おすすめの有機赤ワインビネガー

かわしま屋がおすすめする有機(オーガニック)の赤ワインビネガーは、ヨーロッパの厳しい基準をクリアした、イタリア産の赤ワインビネガーです。非加熱・無濾過なので、腸内環境を改善する酢酸菌が生きています。


かわしま屋おすすめの有機白ワインビネガー


「ワインビネガー」についてのQ&A

ワインビネガーはどんな味ですか?

ワインビネガーのお味は、酸味だけでなくほんのりフルーティーな風味が特徴です。

ワインビネガーは体に良いの?

ワインビネガーは体に良いと言えるでしょう。非加熱、無濾過のワインビネガーは生きた酢酸菌が豊富に含まれています。酢酸菌はお酢そのものの源であり、私達の身体のバリア力を高め、心身のリフレッシュ効果も期待できます。

バルサミコ酢とワインビネガーは何が違うの?

バルサミコ酢とワインビネガーの違いは、発祥地と製法です。バルサミコ酢はイタリア、ワインビネガーはフランスが発祥の地です。また、ワインビネガーは酢酸菌や酵母菌を使って、発酵して作るのに対し、バルサミコ酢は絞ったぶどう果汁を煮詰めてから木の樽に詰め、時間をかけて熟成されます。

ワインビネガーにアルコールは含まれているの?

ワインビネガーには、微量なアルコールが含まれている場合があります。
お使いのワインビネガーによって異なりますが、0.2%ほど含まれていることがあります。日本の酒税法では、アルコールが1%未満の場合はノンアルコールに分類されており、ワインビネガーのアルコール含有量は極めて少ないと言えるでしょう。微量とはいえ、気になる方は、お使いになる前に沸騰させてからお使いいただくことをおすすめします。

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この記事を書いた人

動物、植物、夫、子ども、美味しいものとスターウォーズをこよなく愛する1児の母。近頃は、昔苦手だった虫も可愛くなってきました。
将来の夢はパーマカルチャー暮らし。

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