麹納豆のつくりかた-麹と納豆で最強の発酵食品!



記事の監修

この記事は管理栄養士の方に監修していただいています

管理栄養士

安藤ゆりえ

老人保健施設の管理栄養士を経て、健康を維持するためには若いうちからの食生活の大切さを実感。2016年フリーランスとして活動を開始。レシピ開発や栄養指導、料理教室、食に関するコラムの執筆などを行っている。

麹納豆とは?

麹納豆とは?

麹納豆は、納豆と米麹を組み合わせた健康に良い食品です。そして何より麹の力で奥深いコクが生まれ、麹納豆は美味しい!です。
米麹は、酒や味噌などの発酵食品を作るための重要な材料で、酵素が豊富に含まれています。一方、納豆は大豆を発酵させて作られる食品で、ビタミンK2やナットウキナーゼといった栄養素が豊富です。これら二つの食材が合わさることで、麹納豆は健康効果が高まるとされています。

ご自宅での麹納豆作りにも使える米麹


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麹納豆の作り方

麹納豆

基本の【麹納豆】

麹納豆には腸内環境を整える働きのある「麹菌」と「納豆菌」の両方が含まれています。
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調理時間 30 mins
材料(人分) 5

材料
  

  • *お好みで調整してください 麹(生麹でも乾燥麹でもOK): 100g
  • *お好みで調整してください 納豆: 120g
  • *入れなくてもOK。お好みで調整してください にんじん : 1/2本
  • 醤油: 大さじ5(75ml)
  • 酒: 大さじ5(75ml)
  • *入れなくてもOK。お好みで調整してください 塩昆布: 25g 
  • *入れなくてもOK。お好みで調整してください 煎り白ごま: 40g

作り方
 

  • にんじんを千切りにします。
  • 鍋に醤油と酒を入れて火にかけます。
  • 調味料が煮立ったら千切りにしたにんじんを加えてさっと混ぜます。
  • 火を止めて冷まします。
  • 60℃くらいまで冷めたら、麹をほぐして鍋に入れます。
  • 完全に冷めたら納豆を入れてよく混ぜます。
  • 納豆が混ざったら、塩昆布を入れて混ぜ合わせます。
  • 全体的に混ざったら白ごまを加えてさらに混ぜます。
  • 2~3日熟成させて、麹が柔らかくなったら完成です。

動画

コツ・ポイント

2~3日熟成させて、麹が柔らかくなったら食べごろです。
冷蔵庫で1ヶ月ほど保存可能です。
近年、腸内環境を整えることで便通の改善のみならず、様々な健康や美容にも効果があることがわかっています。
麹納豆には腸内環境を整える働きのある「麹菌」と「納豆菌」の両方が含まれています。
また、菌だけでなく菌のエサとなる「食物繊維」や「オリゴ糖」を摂ることも必要です。
このレシピでは、納豆の原料となる大豆やにんじん、昆布などに食物繊維とオリゴ糖も含まれるので、まさに腸内環境を整えるのにぴったりの1品です。
しかし、絶対に入れなくてはいけないものではないので、適宜アレンジを楽しんでくださいね。
このレシピのキーワード 腸活, 米麹レシピ, 納豆レシピ, 納豆麹

麹納豆の保存方法

麹納豆の保存は冷蔵庫が適しています。保存容器に入れて蓋をして保管してください。冷蔵庫での保存期間の目安は1ヶ月程度です。

米麹と納豆の選び方

米麹と納豆の選び方

麹納豆に最適な米麹は、生麹でも乾燥麹でも構いませんが、できれば無添加の新鮮なものをおすすめします。
また、国産の米を使用したものが好ましいです。納豆の選び方としては、添加物が少なく、大豆の風味が感じられるものがおすすめです。

納豆を手作りしたい時にご活用ください



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麹納豆の市販品

最近では、市販でも麹納豆が販売されるようになり、時々スーパーで見かけることがあります。通販サイトでも手に入れることができます。購入する際は、不要な調味料や糖分、保存料などの添加物が少なく、品質が良いものを選びましょう。

麹納豆の歴史

麹納豆の歴史

麹納豆の歴史は古く、日本の発酵文化と密接に関連しています。江戸時代から明治時代にかけて、米麹を使ったさまざまな発酵食品が生まれました。その中で、納豆と米麹を組み合わせることで、独自の風味と健康効果を持つ麹納豆が誕生しました。以降、麹納豆は日本各地で親しまれるようになりました。

麹納豆の健康効果

麹納豆は、納豆と米麹の栄養素を併せ持つことから、消化促進、免疫力向上、血流改善などの健康効果が期待できます。また、納豆に含まれるナットウキナーゼは、血栓予防に役立ちます。さらに、米麹の酵素は、腸内環境を整える働きがあり、便秘解消や美肌効果にもつながります。

手軽にナットウキナーゼを摂りたい人におすすめ


味噌についてのQ&A

麹納豆の健康効果は?
麹納豆には、消化促進、免疫力向上、血流改善、血栓予防、腸内環境の改善、便秘解消、美肌効果などがあり期待できます。これらは、納豆と米麹の栄養素が相乗効果を発揮することにより得られます。
麹納豆は自宅で作れる?
麹納豆の作り方は自宅で手軽に作ることができます。納豆と米麹を混ぜて、常温で6~8時間発酵させるだけで完成します。
麹納豆の保存方法や保存期間は?
麹納豆の保存は冷蔵庫が適しています。保存容器に入れて蓋をして保管してください。冷蔵庫での保存期間の目安は1ヶ月程度です。
麹納豆の歴史や由来は?
麹納豆の歴史は古く、江戸時代から明治時代にかけて、米麹を使ったさまざまな発酵食品が生まれました。その中で、米麹と納豆を組み合わせることで、独自の風味と健康効果を持つ麹納豆が誕生しました。
麹納豆を使ったおすすめのアレンジレシピは何ですか?
麹納豆のアレンジレシピとして、麹納豆オムレツ、麹納豆サラダ、麹納豆をトッピングしたピザやパスタなどがあります。
市販の麹納豆を購入する際の注意点は?
市販の麹納豆を購入する際の注意点として、添加物が少なく、品質が良いものを選ぶことが大切です。
麹納豆に含まれる栄養素は?
麹納豆に含まれる栄養素には、タンパク質、ビタミンB群、ビタミンK、カルシウム、マグネシウム、鉄、食物繊維、イソフラボン、ナットウキナーゼなどがあります。これらの栄養素が、麹納豆の健康効果をもたらします。
麹納豆はいつ食べるとよいですか?
麹納豆はいつ食べても良いですが、納豆に含まれている「アルギニン」というアミノ酸は、成長ホルモンの分泌を促します。成長ホルモンは睡眠時によく分泌されますので、夕食に召し上がっていただくとよいという考え方もございます。
麹納豆の1日の摂取量の目安は?
麹納豆は毎日食べても大丈夫ですが、適量を守ることが重要です。一般的には、1日に大さじ1~2杯程度が目安とされています。適量を摂取することで、麹納豆の栄養素をバランス良く摂ることができます。

麹納豆におすすめの商品

まとめ

健康志向が高まる中、以前は納豆のみを食べていましたが、米麹と合わせることで、さらなる健康効果が得られると知り、最近は麹納豆を作っています。
自宅で簡単に作れる麹納豆は、忙しい日々の中でも手軽に栄養補給ができるので、朝食には欠かせません。料理にもアレンジできるので、昼食や夕食では麹納豆を使ったサラダや和え物など、あと一品という時にも重宝しています。
麹納豆を続けて食べていると、体調が良くなり、肌の調子も改善されたように感じます。これからも健康のために、麹納豆を日々の食生活に取り入れていきたいと思います。発酵食品のパワーを実感できる麹納豆は、皆さんにもぜひ試していただきたい食品です。

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この記事を書いた人

東京都出身。酉年生まれ。2児の父。趣味は読書と散歩と足のつぼ押し。
洗濯物をたたむのが苦手。煮豆と井上陽水が好き。