2.コーヒーの好みで選ぶ!オススメ焙煎機【自家焙煎のススメ.2】

自家焙煎を知ろう

コーヒーの好みで選ぶ!オススメ焙煎機

今回は、実際にご家庭で使える焙煎機にはどんな種類があるのか?
焙煎の方法にはどんな種類があるのか?
そして実際におすすめの家庭用焙煎機商品をご紹介していきます。

目次

1.焙煎機の選び方
2.安くて簡単!焙煎の原点「手網式焙煎機」
3.お手軽!ひたすら回す「手回し式焙煎機」
4.安定のおまかせ上質コーヒー派 「電自動式焙煎機」
5.焙煎の種類「直火式焙煎」「半熱風式焙煎」「熱風式焙煎」

▼こちらのまとめ記事もおすすめ!
コーヒー焙煎の方法、生豆の選び方、保存方法などを解説
コーヒー焙煎 自分好みのコーヒーを極める!自家焙煎のススメ】


焙煎機の選び方


自宅で焙煎をしてみたいという方は多くいらっしゃいますが、
ちょこっとやってみたい方から、
本格的にこだわりのオリジナルコーヒー豆を作りたい方まで
様々な目的があると思います。

焙煎機にも様々な手法があり、それぞれにメリット・デメリットもあります。
焙煎機の選び方としては、特徴を知った上で自分に合った手法から選び、
価格・機能・見た目・メーカー等、他の条件を加えて決めていくのがおすすめです。

迷われる方は、一度安価な手網式焙煎機やご自宅のフライパン等で
焙煎の仕組みを体験してみるのも良いかもしれません。

ここでは焙煎機のご紹介をしますが、実はご家庭にある
フライパンやオーブンで自家焙煎をすることも可能です。

※どの焙煎機でも、基本的に豆を煎るものですので
煙やチャフ(豆の薄皮)によって周りが汚れたりコーヒーの香りがかなり出ます。

焙煎の手法は主に3つ。
「手網式」「手回し式」「電自動式」があります。


安くて簡単!焙煎の原点「手網式焙煎機」


【実際に手網式焙煎機を使ったレポート記事はこちら】
【手網式焙煎機のおすすめ商品ページはこちら】

価格帯:1000円台~3000円台位
安さ  ★★★
ラクさ ☆☆☆
自由度 ★★★

コーヒーを自宅で焙煎しようと思った際に最も手軽にできるのが
手網の焙煎機を使った焙煎です。

豆を入れた手網を持ったまま、火から10~15cm離して豆を振り続けます。
20~30分程かかりますが、自由度が高く、一番基本的な手法です。

手網式は、焙煎機というよりもフライパンを改造したようなものであり、
値段も安く誰でも手取り早く焙煎をすることができます。

豆を間近に見られるので、色や香りの変化、音も聞きやすく
練習用には最適な手法でしょう。

メリット
1.安い
 …とにかく焙煎機の中で一番安いのがこのタイプです。
2.火加減の調整が可能
 …火を使用しますので火加減調節は可能です。
 ただし、温度計を設置する事も難しく感だけが頼りとなります。
3.焙煎技術が高まる
 …火力の調整、時間も自在に操れますので
 焙煎を理論的に練習できる格好の焙煎機です。
デメリット
1.腕が疲れる
 …煎り上りまで常に焙煎機を振り続けなければならないため、疲れます。
2.手間がかかる
 …おいしく焙煎するためにはゆっくりと最低でも
 20分程度の時間を掛けて焙煎することが必須です。
 この焙煎器で美味しく焙煎する為には手間を惜しまない気持ちが必要です!
4.汚れる
 …焙煎後には、ガスコンロ廻りが汚れます。

お手軽!ひたすら回す「手回し式焙煎機」


【実際に手回し式焙煎機を使ったレポート記事はこちら】
【手回し式焙煎機のおすすめ商品ページはこちら】

価格帯2万円台~4万円台位
安さ  ★★☆
ラクさ ★☆☆
自由度 ★★☆

手網の次に手軽なのがこの手回し式です。
筒状のケースにコーヒー生豆を入れて、
コンロの火にかざしながら手回しで筒を動かして満遍なく焙煎します。
原理は手網式と同じですが、持っていなくてもいいので、
値段は高くなりますが、手網式よりは格段に楽になります。

メリット
1.火加減の調整が可能
…火を使用しますので火加減調節は可能です。
ただし、温度計を設置する事も難しく感だけが頼りとなります。
2.焙煎技術が高まる
…火力の調整、時間も自在に操れますので
焙煎を理論的に練習できる格好の焙煎機です。
3.手煎りより労力は少なく・失敗も少ない
…手回し式なので、手煎り式よりも比較的簡単に、ゆったりとした気持ちで焙煎できます。
デメリット
1.組み立てが少し面倒
 …手回し式の焙煎機のほとんどが組み立て式です。
組み立てはそこまで複雑ではないのですが、少し面倒と思われる方も。
2.汚れる
 …手回し式も、手煎り式ほどではないのですがやはりチャフによる汚れがあります。

安定のおまかせ上質コーヒー派 「電自動式焙煎機」(電気焙煎機・ガス式焙煎機)


【実際に電気式焙煎機を使ったレポート記事はこちら】
【電気式焙煎機のおすすめ商品ページはこちら】

価格帯3万円台~7万円台以上
安さ  ★☆☆
ラクさ ★★★
自由度 ★☆☆

電気自動式焙煎は家庭用として最も実用的な焙煎方法です。
コーヒー焙煎に必要な温度を機械が作り出しますので、簡単にコーヒーを焙煎できます。
手軽に美味しいコーヒーが焙煎ができ、本格的な焙煎も可能。

ガスを使用する焙煎機と比べますと、周囲を汚さずに焙煎できることも利点です。
またより安全性の高い熱源であるとも言えます。

メリット
1.簡単…ヒーター熱源はガス式よりも簡単にムラの少ない焙煎が可能です。
2.綺麗…チャフコレクターが装備されているので殆ど散らかりません。
3.再現性…温度調整や時間調整ができる焙煎機だと風味の再現が、
より簡単に可能となります。
デメリット
1.消耗品…手焙煎機と比較すると、よりメンテナンスが必要となります。
電気式ですので消耗パーツがあります。
2.連続焙煎不可…基本的に連続焙煎をするのには向いておりません。

焙煎の手法によって、仕上がりももちろん異なってきます。
自分のニーズに一番あった焙煎の手法を極めてみてはいかがでしょうか。


焙煎の種類「直火式焙煎」「半熱風式焙煎」「熱風式焙煎」


さて、次は焙煎の種類についてご紹介します。
焙煎には、主に日本では「直火式焙煎」「半熱風式焙煎」「熱風式焙煎」などがあります。

直火焙煎

直火式焙煎とはその名前の通り、コーヒー生豆を直接火で炒ることで焙煎します。
直火式焙煎は手網で焙煎したり、
回転式のドラムにコーヒー生豆を入れて外から熱を加えて焙煎したりします。

直火式焙煎のメリットとデメリットは下記の通りになります。

メリット
・コーヒー豆の持っている香り、コク、甘みを引き出すことができる
・コーヒー豆の個性を引き出すことができる
・浅い焙煎でもコーヒー生豆の中まで焙煎できる
デメリット
・焙煎するのが難しく熟練した技術が必要である
・まとめて焙煎できる量が限られている
・焙煎にかかる時間が長い

このように直火式焙煎は手間はかかるものの、
コーヒー豆の個性を引き出すことができます。
最近では直接火が当たらないように、
ドラムを火から遠ざけて設置するタイプのものもあります。

熱風式焙煎

熱風式焙煎とはその名前の通りなのですが、
直接火であぶらずに高温の熱風をドラム内に吹き込んで焙煎する方法です。
大量生産で焙煎することが可能なので、
チェーン店などの大型焙煎所などでは熱風式で焙煎されることが多いです。

熱風式焙煎のメリットとデメリットは下記の通りになります。

メリット
・コーヒー豆がムラなく均一に焙煎できる
・大量のコーヒー豆をまとめて焙煎できる
・短時間で焙煎できる
・安定した上品なコーヒーの味を引き出す
デメリット
・コーヒー豆の個性を引き出すことが難しくてどれも同じ味になる
・浅い焙煎だとコーヒー豆の中まで焙煎することが難しい

熱風式焙煎機のタイプはいろんなタイプがあります。
横置きのものもあれば縦置きのものもあり、
一度輩出した熱風を内部で循環させて再利用するタイプもあれば、
長時間かけて焙煎するタイプのものもあります。

熱風式焙煎は自由度が高いので焙煎する人のやりたい方法で
アレンジして焙煎することができます。
また、直火式焙煎に比べるとあっさりとした味わいになることから、
スペシャルティコーヒーでもよく使われています。

半熱風式焙煎

直火式焙煎と熱風式焙煎がオーソドックスですが、
その他にもいくつかの焙煎方法があり、半熱風式焙煎はその中の1つです。
焙煎機の構造自体は直火式焙煎に似ているのですが、
半熱風式では回転ドラムに穴が空いておらず鉄板になっています。

そのために火が直接的にコーヒー豆に触れることはないのですが、
鉄板が熱されることによってコーヒー豆が焙煎されます。
また、熱風式焙煎と同様に熱風も送り込まれるので、
鉄板と熱風のダブルの焙煎になります。

焙煎の種類や手法にも様々なものがあるんですね。
それぞれの焙煎方式によってコーヒーの味わいも変化しますので、
色々試してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

商品ページ・コンテンツ・イラスト担当。昨年から習い始めたクラシックバレエにはまっています。アートと音楽と飲み歩きが大好き。